パンドラの匣 |

ふと気がついてみると、もう、昔の僕ではなかった。新しい男に、生まれ変わったのだ。
死と、恋と、自分。
太宰治の人気小説『パンドラの匣』が、『斜陽』『ヴィヨンの妻』に続き遂に映画化!
結核を患う少年・ひばりは、終戦を機に「健康道場」と称する風変わりな療養所に入所。そこで出会ったふたりの看護婦への恋心と、おかしな療養者たちとの日々を通じて彼が希望を見出してゆく姿が描かれてゆく。
太宰作品にはめずらしく、ユーモアと希望に満ちた物語になっている。
主人公の少年・ひばりを演じるのは、若手実力派・染谷将太(『ヒミズ』)。
彼が想いを寄せる看護婦長・竹さん役には、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞した川上未映子。
その多能な活躍ぶりで知られる彼女が、監督の熱烈なラブコールに答え、初の映画出演に挑む。
もう一人のヒロイン、気まぐれな新人看護婦・マア坊役には、
映画にドラマに大活躍の新星・仲里依紗(『純喫茶磯辺』「ハチワンダイバー」)。
そして、物語の鍵を握るひばりの友人・つくしには、圧倒的な存在感を放つ窪塚洋介。
他、ふかわりょう、洞口依子、ミッキー・カーチスら、超個性派キャストが顔を揃える。
さらに音楽は、『パビリオン山椒魚』に続き、JAZZ界のカリスマ・菊地成孔が担当。
「健康道場」という閉ざされた世界で繰り広げられる奇妙な恋と人間模様を、
太宰への敬意と愛慕をこめ、異才・冨永昌敬監督が映像化。
作品データ
監督・脚本・編集:冨永昌敬(『アトムの足音が聞こえる』)
94分 / 35mm / カラー / DTSステレオ / 日本 / 2009年
シネグリーオ製作作品・海外版権窓口
■キャスト
染谷将太 川上未映子 仲里依紗 窪塚洋介 ふかわりょう 小田豊 杉山彦々 KIKI 洞口依子 ミッキー・カーチス
■スタッフ
監督・脚本・編集:冨永昌敬
原作:太宰治「パンドラの匣」(新潮社刊)
音楽:菊地成孔 撮影:小林基己 照明:藤井貴浩 美術:仲前智治
製作:「パンドラの匣」製作委員会 (東京テアトル/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント/シネグリーオ/GIP/河北新報社/仙台放送)
(C) 2009 「パンドラの匣」製作委員会